PR

地震からペットを守る自宅の家具固定対策:安全な環境づくり

記事内に広告が含まれています。

日本は地震が最も多い国であり、ペットを飼うご家庭では、家具が倒れたり物が落ちたりしないように準備しておくことが大切になってきます。東京都防災のデータによると、地震によるケガの30~50%は家具の転倒や落下が原因なんだとか。ペットケージや猫タワー、食器棚、タンスなどが倒れると、ペットがケガしたり、避難が難しくなったりするリスクがあります。
この記事では、ペットを飼う皆様に向けて、自宅でできる家具固定の方法をわかりやすくご紹介していきます。

家具固定の必要性

地震のリスクと対策地震が起きたとき、家具が倒れたり物が落ちたりすると、ペットにも大きな危険が及びます。ペットケージや猫タワー、食器棚などが動くと、どんな問題が起こるか、
ちょっと見てみましょう。

ペットのケガ:
倒れたケージや棚などの下敷きになると、骨折や打撲のリスクがある。
避難の妨げ:
家具が倒れて出口が塞がれ、ペットと一緒に避難するのが難しくなる。
ガラスや落下物の危険:
割れたガラスや物がペットに当たると、ケガや火災の原因になる。
ペットのストレス:
余震などが続く環境でパニックになり、脱走や落ち着かない行動が増える。

ペットを飼うご家庭では、ペットケージや猫タワー、食器棚、タンスなどを固定して、
安心できる環境を作っておくことが大切です。

ペット用家具をしっかり固定する

ペット専用の家具をまず固定するのが大事です。犬、猫、ウサギ、鳥の家具ごとに、具体的な固定方法をご紹介します。

2.1 ペットケージを固定する

どんなリスクがあるのか:
犬や猫のケージは軽い素材(プラスチックや金属)が多いけど、地震で倒れたりズレたりしやすいです。
固定の方法:
壁に固定する金具: ケージの側面を壁に固定するL字型の金具を使う。
賃貸なら、壁を傷つけない両面テープ式が便利です。
滑り止めマット:
ケージの下に耐震マットを敷いて、滑りや転倒を防ぐ。
重りをプラス:
ケージの底に重い板を置いて、安定感をアップする。
コツ:
ケージを部屋の角や壁際に置くと、倒れにくいです。
環境省も家具の配置を見直すことを推奨しています。

2.2 猫タワーを安全に

どんなリスクがあるのか:
猫タワーは背が高くて、地震で倒れやすいです。特に多段のものは要注意です。
固定の方法:
タワーの上部を天井に突っ張り棒で固定する。耐震棒なら高さを調整しやすいです。
壁にベルト:
タワーの背面を壁に耐震ベルトで固定する。賃貸なら穴開け不要タイプを選びましょう。
底を重く:
タワーの底に重いプレートを付けて、安定性をアップする。
コツ:
猫タワーを寝室や避難経路から離して、落下のリスクを減らしましょう。

2.3 ペット小屋をしっかり固定

どんなリスクがあるのか:
ウサギやハムスターの小屋は軽いから、地震で簡単に動いてしまいます。
固定の方法:
小屋の下に耐震用の粘着マットを敷くと良い。
ケーブルタイ:
小屋を棚や壁にケーブルタイで固定する。取り付けが簡単です。
重い底板:
小屋の中に重い板を入れて、転倒を防ぐ。
コツ:
小屋は床に近い場所に置いて、高い棚は避けましょう。

2.4 鳥かごの安全対策

どんなリスクがあるのか:
鳥かごは吊り下げ型や台座型で、地震の揺れで落ちやすいです。
固定の方法:
吊り下げ型は天井のフックにチェーンでしっかり固定する。
台座を固定:
台座型は耐震マットやL字金具で棚に固定する。
ネットでガード:
かごの周りに落下防止ネットを張って、物が落ちないようにする。
コツ:
鳥かごを窓やガラスから離して、割れ物からの守りましょう。

部屋の家具も固定しペットの安全な空間づくりを

ペットが過ごす部屋の家具(食器棚、テレビ台、冷蔵庫)も固定して、安心な環境を作りましょう。ペットの動きを考えた対策をご紹介します。

3.1 食器棚とテレビ台

どんなリスクがあるのか:
食器棚のガラスやテレビが落ちると、ペットがケガする危険性があります。
固定の方法:
食器棚の扉に耐震ラッチを付けて、開かないようにする。
壁に固定:
テレビ台をL字金具で壁に固定する。賃貸なら両面テープ式がおすすめです。
ガラスを保護:
ガラス扉に飛散防止フィルムを貼って、割れ物を防ぐ。
コツ:
ペットがよくいるリビングの家具を、まず固定しましょう。

3.2 冷蔵庫

どんなリスクがあるのか:
冷蔵庫が滑ったり倒れたりすると、人やペットの避難経路が塞がれる可能性があります。
固定の方法:
冷蔵庫の上部と天井を耐震ポールで固定する。
耐震ベルト:
冷蔵庫を壁に固定する。穴開け不要のベルトを選びましょう。

3.3 棚や本棚

どんなリスクがあるのか:
本や飾りが落ちると、人やペットに当たる危険性があります。
固定の方法:
耐震ポール: 棚の上部を天井に固定する。
落下防止バー:
棚の前面にバーを付けて、物が落ちないようにする。
コツ:
ペットの遊び場近くの棚は、低い位置に置きましょう。

賃貸でもできる!家具固定アイデア

賃貸だと壁や床に穴を開けられないけど、ペットの安全を守る工夫はたくさんあります。
賃貸向けの対策をご紹介します。

両面テープの金具:
L字金具や耐震ベルトの賃貸用タイプを使う。
滑り止めマット:
ケージや猫タワーの下に耐震マットを敷くだけ。取り外しも簡単です。
突っ張り棒:
壁を傷つけずに家具を固定出来る。
家具の置き方:
ペットケージや猫タワーを部屋の角に置いて、倒れにくい配置にする。

家具固定に必要な防災グッズの選び方

家具を固定するには、ペットに合った防災グッズを選びましょう。おすすめのアイテムと選び方をご紹介します。

5.1 突っ張り棒:
家具と天井を固定する棒。猫タワーや冷蔵庫に最適です。
選び方:
高さを調整できて、耐荷重100kg以上のものがいいです。
価格:
1本2,000~5,000円ほど。

5.2 滑り止めマット
家具の下に敷いて、滑りや転倒を防ぐ。ケージや小屋にぴったりです。
選び方:
ペットの体重や家具の重さに合った耐荷重(例:50kg以上)をチェックする。
価格:
4枚セットで1,000~3,000円ほど。

5.3 壁固定金具とベルト
ケージや棚を壁に固定する。賃貸なら両面テープ式が便利です。
選び方:
耐震試験済みの製品を選ぶ。
価格:
1セット1,000~2,000円ほど。

5.4 ガラス保護フィルム
ガラス扉や窓に貼って、割れ物を防ぐ。
選び方:
透明で貼りやすいフィルムがおすすめ。
価格:
1枚500~2,000円ほど。

家具固定を始める手順

家具固定をスムーズに進めるための手順を、わかりやすくご紹介します。

6.1 家の状況をチェック

ペットの過ごす場所を確認:
犬や猫がよくいる場所(リビング、寝室)を確認する。
家具のリストアップ:
ケージ、猫タワー、食器棚など、倒れそうな家具を書き出す。
危険度のチェック:
避難経路やペットの遊び場近くの家具を優先する。

6.2 グッズを揃える

購入:
ネットや実店舗で突っ張り棒、マット、固定金具を準備する。
目安の量:
ケージ1台にマット4枚、突っ張り棒2本を準備する。

6.3 設置して確認

設置:
突っ張り棒は天井にしっかり固定する。マットは家具の四隅に均等に敷く。
テスト:
家具を軽く揺らして、固定具が動かないか確認する。
家族で共有:
固定の方法やグッズの場所を、家族みんなで把握する。

6.4 定期的に配置の見直し

チェックの頻度:
3か月ごとに固定具の緩みや傷みを確認する。
更新:
ペットの成長や引っ越しに合わせて、家具の配置を調整する。

早わかり表:ペット家具固定の対策グッズ


家具の種類リスク固定の方法おすすめグッズ参考価格
ペットケージ倒れる、動く壁固定金具、滑り止めマット両面テープ金具、マット1,000~3,000円
猫タワー倒壊突っ張り棒、壁ベルト耐震棒2,000~5,000円
ペット小屋動く粘着マット、ケーブルタイ耐震マット1,000~2,000円
食器棚ガラス落下耐震ラッチ、保護フィルムラッチ、フィルム500~2,000円

まとめ:ペットの安全を守る家具固定を今から行おう

地震からペットを守るには、自宅の家具固定がとっても大切です。ペットケージや猫タワー、食器棚、タンスなどをしっかり固定すれば、人だけでなくペットのケガや避難のトラブルも防げます。さっそく以下のポイントで準備を進めてみましょう。

・ペットケージや猫タワーを突っ張り棒や滑り止めマットで固定する。
・食器棚や冷蔵庫にラッチや保護フィルムを付けて、落下を防止する。
・賃貸なら、壁を傷つけない金具やマットを選んで使用する。



タイトルとURLをコピーしました