
難生活で意外と厄介なのが、蚊やダニ、ノミの虫攻撃です。ペットは地面に近く刺されやすいし、ストレスで体調を崩しやすいもの。市販の虫除けは便利ですが、敏感肌の子にはちょっと心配ですよね。そんなときにぴったりなのが、自然素材の手作り虫除けグッズです。材料はドラッグストアやネットで簡単に揃い、お財布にも優しいですよ。ペットの好みに合わせて香りや濃さを変えられるのも嬉しいポイントです。この記事では、基本の虫除けグッズの作り方からアレンジレシピ、日頃の習慣、市販のおすすめ商品まで、詳しくご紹介していきます。
ペットの虫除けを準備しておくべき理由
災害が起きて避難生活が始まると、虫の被害がペットの健康を脅かす事があります。そこで、自然素材を使った虫除けグッズが今、注目を集めているのです。化学成分を避けられるため、ペットの体に優しく安心して使えます。しかも、自然素材は腐りにくく長期保存がきくものが多く、避難時にも頼りになります。日常使いから災害備えまで、一石二鳥の準備になります。
災害時に虫がペットに与えるリスクとは
避難所や屋外で過ごす時間が増えると、虫にさらされる機会も多くなります。ここでは、主なリスクを3つに分けて説明します。虫被害は一時的な不快感で終わらず、二次的な健康問題を引き起こすことがあります。早めの対策で防ぎましょう。
2-1. 蚊が運ぶ感染症の心配
蚊はフィラリア症という病気を引き起こします。犬の場合、心臓や肺に寄生虫が入り、咳やお腹に水がたまる症状が出ます。猫も血液の病気になる可能性があります。避難中は動物病院に行きにくいため、事前の予防が大切になります。そこで、自然素材の虫除けで、まずは蚊を遠ざけることが第一歩になります。フィラリアは一度かかると治療が長引くので、予防が何より大事です。
2-2. ダニやノミによる皮膚のトラブル
ダニやノミがつくと、かゆみでペットが掻きむしります。傷から菌が入り、皮膚がただれることがあります。避難生活のストレスで免疫力が下がっていると、症状が悪化しやすいです。手作りグッズで毎日ケアすれば、こうしたトラブルを減らす事ができます。皮膚トラブルは見た目だけでなく、ペットの食欲低下にもつながるので注意が必要です。
2-3. 虫の攻撃でペットのストレスが増える
虫に刺されると、ペットは落ち着かなくなりますし、吠えたり隠れたりする行動が増えて、避難所での生活が難しくなる場合があります。そこで、虫除けを準備しておけば、ペットは安心して過ごす事ができるようになります。

自然素材で手作りするメリット
自然素材を使うと、ペットの体に優しく家族みんなで共有する事ができます。次にその良さと注意点をまとめます。手作りは一度覚えれば、さまざまなシーンで応用できるのも魅力です。
3-1. 手作りの主なメリット
安全性が高い:
材料がはっきりしているので、舔めても安心です。しかも、人間の赤ちゃんにも使えるレベルのものを選べば、さらに安心感が増します。
お財布に優しい:
数百円で何回分も作れるため、備蓄にも向いています。市販品を買い続けるよりずっと経済的です。
好みに合わせられる:
ペットの体質に合わせて香りや濃さを変えられます。好みの香りなら、ペットも嫌がりにくくなるでしょう。
3-2. 素材を選ぶときの基準
安全第一:
食品レベルのエッセンシャルオイルを選びます。信頼できるメーカーのものを選ぶと安心です。
虫が嫌う香り:
シトロネラやレモングラスなど、効果が期待できるものを中心に配合します。複数の香りを組み合わせると、相乗効果が出てより強力になります。
保存がきく:
簡単に手に入り、長く置いておける素材を選びます。乾燥ハーブは特に長期保存に適しているのでおすすめです。
3-3. 使うときの注意点
薄めて使う:
そのままでは刺激が強いので、必ず水で薄めます。濃度が高すぎると逆効果になることもあります。
試し塗りをする:
初めて使うときは、少量で皮膚の反応を確認します。赤みが出たらすぐに洗い流しましょう。
猫は特に慎重に:
ペパーミントなどは避け、穏やかなものを選びます。猫は嗅覚が鋭いので、強い香りはストレスになることがあります。

手作り虫除けスプレーの基本レシピ
まずは一番作りやすいスプレーから始めましょう。100ml分の材料と手順をご紹介します。このレシピはベースになるので、覚えておくと便利です。
4-1. 必要な材料
精製水:80ml(水道水でも大丈夫ですが、精製水の方が長持ちします)
ハマメリス水(無香料):15ml(収れん作用で皮膚を引き締めます)
シトロネラのエッセンシャルオイル:10滴(蚊に強い効果があります)
レモングラスのエッセンシャルオイル:5滴(爽やかな香りです)
ティーツリーのエッセンシャルオイル:3滴(抗菌作用があります)
4-2. 作り方の手順
まず、遮光スプレーボトルをきれいに洗い、消毒します。アルコールで拭くと良いですよ。次に、精製水とハマメリス水を入れて、よく振りますが、泡が立たないようゆっくり振りましょう。そして、エッセンシャルオイルを加え、さらに振って混ぜます。オイルが浮かないようしっかり振ることが大事です。最後に、冷暗所で1日置いて香りをなじませます。使う前には軽く振ってくださいね。
4-3. 使い方と使う回数
被毛や首輪に軽く吹きかけますが、顔の周りは手で優しく塗ってあげましょう。目には入らないよう注意しましょう。1日2~3回、虫の多い場所に行く前に使います。効果は数時間持続します。初めてのときは、内股に少し塗って24時間様子を見ましょう。異常がなければ本格的に使い始めましょう。

レシピの応用バリエーション
基本ができたら、ペットに合わせてアレンジしてみましょう。状況に応じて変えられるのが、手作りの強みです。
5-1. 犬向けのさっぱりタイプ
ペパーミントオイルを5滴追加します。すると、清涼感が加わります。夏の暑い日にぴったりで、爽快感が増します。散歩前に最適です。
皮膚が弱い場合は、量を半分にしましょう。
5-2. 猫向けの優しいタイプ
ニームオイルを5滴入れると穏やかな忌避効果があります。ラベンダーオイル3滴で、リラックス効果も加わります。
猫の嗅覚に配慮して薄めに作りましょう。濃すぎると避けられることもあります。
5-3. たくさん飼っている家庭向け
材料を2倍にして200ml作ります。一度にたくさん作ればストックする事ができます。小さいボトルに分けて、それぞれのペット用にします。ラベルを貼って管理しましょう。
手作り虫除けパウダーの作り方
スプレーが苦手なペットにはパウダーがおすすめです。50g分のレシピです。粉末なので、湿気の多い場所でも使いやすいです。
6-1. 必要な材料
重曹:30g(吸湿・消臭効果)
コーンスターチ:15g(サラサラ感を出す)
乾燥ラベンダー(粉末):3g(リラックス効果)
乾燥ローズマリー(粉末):2g(抗菌作用)
6-2. 作り方の手順
ボウルに重曹とコーンスターチを入れ、よく混ぜます。ダマにならないようにします。乾燥ハーブを加えて、均等になるまでかき混ぜます。密閉容器に入れ湿気を避けて保存します。保存にはフタ付きの小瓶が便利です。
6-3. 使い方
毛をかき分けて被毛の根元に軽く振りかけます。指でなじませて、余分な粉を払います。ブラシで仕上げるときれいになります。虫の多い時期は増やすとよいでしょう。寝る前がおすすめです。

手作り虫除けウェットティッシュの作り方
お出かけ先でも使えるティッシュです。20枚分のレシピです。携帯しやすく、避難バッグにぴったりです。
7-1. 必要な材料
無漂白ティッシュ:20枚(敏感肌用)
精製水:50ml
アロエベラジェル:10ml(保湿効果)
ユーカリのエッセンシャルオイル:5滴(爽快な香り)
7-2. 作り方の手順
精製水とアロエベラジェルを滑らかになるまで混ぜます。ユーカリオイルを加えてよくかき混ぜます。密閉袋にティッシュを入れ溶液を注ぎます。
7-3. 使い方と保存
足の裏や耳の裏を優しく拭きます。汚れも一緒に取れます。小分けにして避難バッグに入れておきましょう。カビに注意しながら冷暗所で1ヶ月以内に使い切るようにします。
日頃からできる準備習慣
準備は毎日少しずつやるのがコツです。習慣にしてしまえば、いざというときも安心です。
8-1. 材料をいつもストック
エッセンシャルオイルを3ヶ月分用意します。ローテーションで使い切ります。古いものから使い、新しいものを補充します。賞味期限は必ずチェックしましょう。
8-2. ペットの体調をチェック
週1回ブラッシングして、皮膚を見ます。虫の卵がないか確認しましょう。虫刺されの跡や行動の変化をメモします。気になることがあれば、早めに獣医さんに相談しましょう。

市販のおすすめ虫除けグッズ
手作りが面倒なときや時間がないときは、市販の自然派商品がとても便利です。手作りスプレーと併用するとさらに効果がアップしますよ。
9-1. アース・ペット わんテクト スプレー(天然ハーブ配合)
犬も猫も使えて、子犬・子猫からOKです。ベタつかず、香りがしっかり長持ちします。
朝に1回スプレーすれば、1日中安心して過ごせます。ペットショップやネットで簡単に買う事ができます。
9-2. ドギーマン 虫除けジェル(シトロネラ配合)
シトロネラの天然成分でしっかり虫からガードします。ジェルタイプなので塗りやすく、散歩前にサッと指で伸ばすだけで完了します。50gのコンパクトサイズで、ポケットに入れて持ち運びもラクチンです。
9-3. アース・ペット 薬用ノミ・マダニとり&蚊よけ首輪
ラベンダーとユーカリの優しい香りで、約1ヶ月効果が続きます。首輪タイプだから毎日塗る手間がなく、付けっぱなしでもOKです。子犬・子猫用の小さいサイズもあるので、成長に合わせて交換できます。

早わかり表:自然派虫除けグッズ比較
ペット用虫よけグッズの早わかり比較表になります。参考にしてみてくださいね。
| 種類 | 作りやすさ | 効果の持続 | 対象ペット | 主な材料 | 保管期間 | 備考 | コスト目安 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 手作りスプレー | ★★★★★ | 数時間 | 犬・猫 | シトロネラ、ウィッチヘーゼルなど | 6ヶ月 | すぐに使える・即効性 | 300円/100ml |
| 手作りパウダー | ★★★★☆ | 1~2日 | 犬・猫 | 重曹+ハーブ粉末 | 1年 | スプレー苦手な子に最適 | 200円/50g |
| 手作りウェットティッシュ | ★★★☆☆ | 1回使い切り | 犬・猫 | アロエ液+ユーカリ精油 | 1ヶ月 | お出かけ・部分使いに便利 | 150円/20枚 |
| 市販スプレー | – | 数時間 | 犬・猫 | 天然ハーブ配合 | 商品による | 手間ゼロ・信頼性高い | 800円前後 |
| 市販虫よけ首輪 | – | 約1ヶ月 | 犬・猫 | ラベンダー・シトロネラなど | 商品による | つけっぱなしで長期対策 | 1,000円前後 |
まとめ:ペットの虫除けは「命を守る予防医療」
蚊やノミ、マダニはただのかゆい虫ではありません。たった1匹の虫刺されが、フィラリア症、バベシア症、SFTSといった命に関わる重い病気を運んできます。特に災害時や避難時は、いつもと違う場所に虫が大量にいたり、すぐに病院へ行けなかったり、ペットのストレスで免疫力が下がったりして、危険度が一気に高まります。だからこそ、虫除けは「快適グッズ」ではなく、フィラリア予防薬と同じくらい大切な「予防医療」の一つなんです。今日からできることはとても簡単です。まずは基本の手作りスプレーを1本作ってみるか、市販の自然派グッズを1つ常備するだけ。それを防災バッグにも忘れずに入れておけば、いざというときも安心です。小さな準備が、愛犬・愛猫の命をしっかり守ってくれます。さっそく今日から準備を始めていってみましょう。


