
災害時の避難で一番悩むのが、「ペットをどうやって連れていくか」ですよね。そこでおすすめなのが、手作りできる防災スリングです。これは、ペットを体にぴったりくっつけて抱えられる、布製の抱っこ紐みたいなもの。両手が自由になるから、他の荷物を持ったり、ガタガタの道を歩いたりするときにすごく便利なんです。市販品を買うのもいいけど、手作りならペットのサイズにジャストフィットするし、ほとんどお金もかかりません。いざ災害が起きてから慌てると、ペットが怖がって固まっちゃったり、自分も頭が真っ白になって冷静に動けなくなったりしますよね。でも、事前に準備しておけば、そんな心配をかなり減らせます。
この記事では、手作り防災スリングの簡単な作り方や、なぜ今のうちに備えておくべきか、日頃からやっておきたいこと、ペットの全体的な防災対策、それからおすすめのグッズまで、わかりやすくまとめています。愛犬・愛猫と一緒に安心して災害を乗り切れるように、ぜひ参考にしてみてください。
防災準備を進めておく理由
災害はいつ起きるかわかりません。事前に準備しておくことで、ペットの命を守れる可能性がぐっと高まります。ここでは、主な理由をわかりやすくご説明します。
1-1. 突然の混乱でペットが危険にさらされるのを防ぐ
大きな地震や洪水が起きた瞬間、ペットはパニックになって逃げ出したり、狭いところに隠れたりします。そんな時にすぐ抱えて避難できる手段があれば、怪我や迷子を防げます。
パニック防止:
家の中が家具の倒壊や物で散乱すると、ペットを探すだけで時間がかかり、危険が増します。運び方を決めておけば、すぐに動くことが出来ます。
飼い主さんが落ち着ける:
自分自身が慌てずに済むので、ペットに優しく声をかけながら行動できます。
迷子リスク低減:
混乱の中でリードが外れるとペットがいなくなってしまうことも。体に密着させるスリングなら、そんな心配が減ります。
1-2. ペットの健康と栄養面
災害後は水道や電気が止まり、普段の食事ができなくなります。人間用の非常食はペットに合わないことが多く、体調を崩す原因になります。
栄養バランスの維持:
いつものフードを備蓄しておけば、消化不良や食べられないストレスを避けられます。

水分補給の重要性:
脱水症状は命に関わるので、ペット用の保存水をたっぷり準備しておきましょう。
持病があるペット:
心臓病や糖尿病などの場合は、薬が切れると大変危険です。最低1週間分は常備しておきます。
感染症対策:
避難生活では衛生環境が悪化しやすいので、普段からワクチンや駆虫をしっかりしておくと安心です。
高齢ペットの配慮:
関節や心臓に負担がかかりやすいので、クッション材や保温グッズを事前に揃えておきましょう。
1-3. 災害が長引いた時の備え
最近は、豪雨や地震のあと、復旧に1週間以上かかるケースがとても増えています。また、気候変動の影響で、自然災害そのものが起こりやすくなっているのも事実です。そんな時代だからこそ、ペットの防災準備をしっかりしておきましょう。
生存率が上がる:
水やフードを十分にストックしておけば、家に数日間閉じ込められたとしても、ペットを飢えさせたり脱水させたりせずに済みます。
お金と心の負担が減る:
災害直後に慌てて高い値段でグッズを買う必要がなくなり、落ち着いて対応できます。
ご近所とのつながりが役立つ:
同じくペットを飼っている近所の人と普段から情報を交換しておくと、災害時に助け合えることがあります。

将来も安心:
今のうちに防災を習慣づけておけば、次に災害が起きた時も同じ備えで対応できるので、無駄になりません。
日頃から取り入れたいペットの防災習慣
災害対策は一気にやろうとしても続かないため、日常の生活に少しずつ取り入れて、自然に身につけましょう。
2-1. ペットの健康管理を徹底する
定期的な獣医検診:
ワクチン接種、フィラリア予防、健康診断をしっかり続けましょう。
適正体重の維持:
肥満だと避難時の負担が増えるので、食事と運動でコントロールします。
マイクロチップの検討:
皮膚に小さなチップを埋め込んで連絡先を登録すると、迷子になっても再会しやすくなります。
首輪タグの常時装着:
名前と電話番号を書いた防水タグをいつも付けておきましょう。
2-2. ペットをさまざまな環境に慣れさせる
避難先は普段と全然違う場所なので、適応力を育てておきます。
キャリーやクレートのトレーニング:
おやつを使って中を大好きな場所にします。最初は数分から、少しずつ時間を延ばしましょう。

散歩コースを変える:
公園、街中、夜道などいろんな場所を歩いて、新しい環境に慣れさせます。
大きな音への対応:
雷や花火の音を録音して少しずつ聞かせ、驚かないように練習します。
人ごみ体験:
イベントやなどに連れて行き、たくさんの人に囲まれることに慣れさせます。
2-3. 家庭内の安全環境を整える
家の中の危険箇所を普段から減らしておきましょう。
家具や家電の固定:
転倒防止金具を使ってしっかり固定します。
有害物質の保管:
洗剤や薬はペットの手の届かない高い場所に置きます。
非常用持ち出し袋の配置:
ペット用と人間用を玄関近くに置き、すぐに持ち出せるようにします。
避難経路の確認:
通路を広く保ち、夜でも歩きやすいよう懐中電灯や常夜灯を準備しておきます。
2-4. 食料と水の管理を習慣化する
いつも新鮮な備蓄品をキープしておきましょう。
ローリングストック法:
フードや水を少し多めに買い、古いものから使って補充します。
水の量の目安:
体重1kgあたり1日50mlとして、7日分以上を準備します。
おやつやサプリのストック:
ストレス軽減や栄養補給に役立つものを揃えておきます。
賞味期限チェック:
毎月1回、備蓄品を点検する習慣を付けましょう。

手作り防災スリングの簡単な作り方
防災スリングは家にあるもので簡単に作れます。ペットのサイズに合わせて調整できるし、材料費もほとんどかかりません。
3-1. 基本の材料と作り方
一番簡単なのは風呂敷を使った方法です。
必要なもの:
丈夫な綿やポリエステルの風呂敷(100cm四方以上)と、安全ピンか紐。
作り方の手順:
風呂敷を広げて、対角線の2つの角を結び、大きな輪を作ります。残りの2つの角を肩にかける部分にし、ペットが入るポケット状に折り込みます。最後に底を安全ピンで留めれば完成です。
サイズの目安:
小型犬や猫(5kg未満)なら90〜100cm、中型犬なら120cm以上がおすすめです。
最初に試すこと:
ペットを入れずに肩にかけて、バランスがいいか確認しましょう。
3-2. もっと丈夫にする工夫
基本のスリングを長持ちさせるためのプラスアルファです。
ミシンで縫う:
端を折り返して縫うとほつれにくくなります。肩にかかる部分は幅広にすると負担が軽くなります。
布をリメイク:
古いシーツやタオルで底を二重にすると、クッション性がアップします。
ポケットを付ける:
側面に小さなポケットを縫い付けて、リードやおやつを入れられるようにしましょう。
首回りの優しさ:
締め付けないよう、柔らかい布で縁を補強します。
3-3. 完成したらペットを慣れさせる
作ったスリングをすぐ使って、ペットに慣れてもらいましょう。
初めての試着:
おやつをあげながら短時間入れて、「ここは安心できる場所」と覚えさせます。
散歩で練習:
近所を少し歩いて、動きながらの感覚に慣れさせます。
普段使いもおすすめ:
動物病院に行く時やちょっとしたお出かけにも使えて便利です。
予備を作っておく:
違うサイズや素材でいくつか作っておくと、状況によって使い分けられます。

ペットの種類や個性に合わせた工夫
みんな同じではなく、おうちの子の性格や種類に合わせてカスタマイズするのがポイントです。
犬の場合:
散歩が必要ですので、予備リードを何本か+折りたたみボウル+うんち袋は必須です。無駄吠えしてしまう子は、日頃のしつけを強化しておきましょう。
猫の場合:
ストレスで隠れてしまうことがありますので、通気性のいいキャリーを選んで、蓋はしっかり固定しましょう。猫砂と簡易トイレも念の為持って行きましょう。
小動物(ハムスター・ウサギ)や鳥の場合:
小さなケージは振動で転ばないよう、ベルトで固定しましょう。また、温度管理グッズは忘れないようにしましょう。餌も長持ちするタイプを準備しておきましょう。
性格別の対応:
怖がりな子には、キャリーに慣れる練習をたくさんしておきましょう。興奮しやすい子には、落ち着くおもちゃやフェロモンスプレーがあると便利です。
おすすめのペット防災グッズ
信頼できる商品を厳選してご紹介します。
5-1. 水と食料関連のグッズ
長期保存できるものを中心に選びました。ペットにも安心して使えます。
カムイワッカ麗水 15年保存水:
国内最長クラスの15年保存が可能。北海道の天然水で純水に近く、ペットに優しいです。2L×6本のケース買いがおすすめ。
サントリー 南アルプスの天然水 備蓄用:
5年保存できる備蓄専用ボトル。普段飲みとしてもおいしく、500mlや2Lサイズがあります。
ペット用非常食セット:
持病対応の療法食やレトルトタイプなどいろいろあります。おうちの子の好みや体調に合わせて選びましょう。
5-2. 総合防災セットのグッズ
これ1つで基本が揃う便利なセットです。
アイリスオーヤマ ペット用防災セット(犬用 PBSI-15 / 猫用 PBSN-15):
フードボウル、トイレシート、ウェットティッシュ、防臭袋など15点入り。犬用と猫用が別で、ショルダーバッグ付きで持ち運びやすいです。
たすカルル 犬用防災7点セット:
Calulu(カルル)ブランドのセット。折りたたみソフトケージ、フードボウル、ブランケット、迷子札などが入ってコンパクト。MサイズとLサイズがあります。
5-3. 衛生管理とその他のグッズ
避難所でも快適に過ごすためのアイテムです。
BOS うんちが臭わない袋:
特殊素材で本当に臭いが漏れにくいです。ペット用SS・Sサイズが人気で、大容量パックが避難時に便利です。
ペットシーツ厚型:
アイリスオーヤマやカインズなどのブランドで、レギュラー・ワイドサイズが豊富です。
ウェットティッシュ無香料:
ノンアルコール・無香料のペット用がおすすめです。体拭きや傷の手当てに。ライオンやDCMなどの厚手タイプが使いやすいです。

ペット防災の必須カテゴリ 早わかり表
ペット防災の必須カテゴリ 早わかり表になります。参考にしてみてくださいね。
| カテゴリ | 内容 | 理由 | おすすめグッズ例 |
|---|---|---|---|
| 水・食料 | 7日分以上のフードと水 | 供給停止時の栄養・水分確保 | カムイワッカ麗水 15年保存水 |
| 移動ツール | スリング、キャリー、リード | 安全で迅速な運搬 | 手作り風呂敷スリング |
| 衛生用品 | トイレシート、臭い防止袋 | 感染予防と快適な環境維持 | BOS うんちが臭わない袋 |
| 健康管理 | 常備薬、救急セット | 怪我や病気の即時対応 | アイリスオーヤマ ペット用防災セット |
| 精神ケア | おもちゃ、馴染みの毛布 | ストレスや不安の軽減 | ペット用ブランケットやお気に入りのおもちゃ |
| 識別ツール | マイクロチップ、首輪タグ | 迷子時の早期発見と再会 | 獣医でのマイクロチップ装着 |
| 保温・冷却 | シート、マット | 季節ごとの体温管理 | 市販のペット用保温シート・冷却マット |
まとめ:ペットを守るための防災ポイント
災害から大切な愛犬・愛猫を守るためには、事前の準備と日々の習慣が一番大事です。手作り防災スリングを取り入れるところから始め、水や食料の備蓄、健康管理、避難経路のシミュレーションなどをしっかり進めましょう。定期的に備えを見直して、家族みんなで情報を共有すれば、いざというときも慌てずに済みます。準備をしながらペットとの絆も深まるので、ぜひ楽しみながら取り組んでくださいね。万一のときも一緒に乗り越えられるよう、今から少しずつ行動を始めましょう!


